湘南ってどこからどこまで?|移住先として見るときの湘南を、7つの生活圏で線引きする

夕暮れの江の島を空から見た写真に「湘南ってどこからどこまで?」の見出し

「湘南に住みたい」と口に出したあとで、湘南ってそもそもどこからどこまでなんだろう、と引っかかった人は多いと思います。不動産サイトで「湘南」と検索すると平塚から葉山まで出てきて、人に聞くと「鎌倉は湘南じゃない」「茅ヶ崎こそ湘南」と答えがばらばらで、家探しの前にまず地図の範囲が決まらなくて、2年半前に湘南に住もうと決めたとき、私もどこからどこまでを見に行けばいいのかで最初につまずきました。

都内のIT企業で働く40代の会社員で、妻もフルタイム、娘は4歳で、家族3人で休日に湘南を半年ほど歩き回って、いまは辻堂の戸建てに住んでいます。移ってからサーフィンを始めて、朝の海と保育園の送りと仕事を一日に詰め込む生活をしています。

この記事では、まず「湘南」という言葉に公式の範囲がないことを、発祥の地・神奈川県の行政区分・湘南ナンバー・地名の4つの角度から出典つきで確かめます。そのうえで、移住先として見るときに私が使っている線引き(西から茅ヶ崎・辻堂・藤沢・大船・鎌倉・逗子・葉山の7つの生活圏)と、その線をどこで引いたかの理由を書きました。


目次

先に結論:「湘南」の範囲は4つあって、どれも一致しません

「湘南」の決め方範囲鎌倉・逗子・葉山は
発祥の地(地名の由来)大磯町。鴫立庵のそばに「著盡湘南清絶地」の石碑入らない(そもそも「範囲」ではない)
神奈川県の行政区分「湘南地域」平塚市・藤沢市・茅ヶ崎市・秦野市・伊勢原市・寒川町・大磯町・二宮町の5市3町入らない(横須賀三浦地域)
湘南ナンバー平塚市・藤沢市・茅ヶ崎市・小田原市・秦野市・伊勢原市・南足柄市と寒川町・大磯町・二宮町・箱根町・湯河原町など18市町入らない(横浜ナンバー)
名前としての「湘南」湘南台駅(藤沢市北部・海なし)、湘南モノレール(鎌倉市大船〜藤沢市片瀬)、湘南鎌倉総合病院(鎌倉市)、湘南国際村(三浦半島の中央)…入る
この記事の線引き(移住先として見るとき)西から茅ヶ崎・辻堂・藤沢・大船・鎌倉・逗子・葉山の7つの生活圏入る

出典:神奈川県「湘南エリアについて」/「湘南地域県政総合センター」/「横須賀三浦地域県政総合センター 交通アクセス」、国土交通省「ナンバープレート表示(地域名)と管轄区域」、神奈川新聞カナロコ 2023年1月8日「『湘南』どこからどこまで『発祥の地』を訪ねてみた」。URLは記事末尾にまとめています(2026年9月4日閲覧)。

行政の「湘南」は平塚を中心にした西側で、世間のイメージの「湘南」は鎌倉・江の島のある東側にも広がっていて、この2つが重なっているのは藤沢と茅ヶ崎だけです。だから「鎌倉は湘南か」という話は、もともと正解がないところで言い合っているので、決着がつきません。


4つの「湘南」を出典で確かめる

ここからしばらくは、それぞれの「湘南」が何をもとに決まっているかを、表と出典で確かめていきます。

1. 発祥の地は大磯です

大磯・鴫立庵の俳諧道場「秋暮亭」
大磯・鴫立庵の俳諧道場「秋暮亭」

「湘南」という地名の起こりは、東海道線で茅ヶ崎の2つ先、大磯町にあります。江戸時代初期に建てられた俳諧道場「鴫立庵」のそばに「著盡湘南清絶地」と刻まれた石碑があって、中国の湘江の南にある景勝地になぞらえて「湘南とはなんと素晴らしい所か」という意味だと、神奈川新聞が2023年に発祥の地を訪ねた記事で説明しています。大磯は海水浴場発祥の地でもあり、明治以降は政財界人の別荘地として栄えました。

いまの湘南のイメージがどこで生まれたかも、同じ神奈川新聞の連載と弁護士ドットコムの記事に経緯が書かれています。1880年代の東海道線開通で海水浴場が増え、1910年の江ノ電開通で「鎌倉・江の島・藤沢」の周遊ルートができ、戦後にサーフィンや音楽の文化が乗って、いまの「湘南」ができた、という流れです。発祥は大磯なのに、いまのイメージの中心が江の島や鎌倉に寄っているのは、この100年で人が集まる場所が東へ動いたからです。

2. 神奈川県の行政区分では、鎌倉・逗子・葉山は「湘南」ではありません

神奈川県は県内を地域県政総合センターの管轄で分けていて、「湘南地域県政総合センター」(所在地は平塚市)の管内は平塚市・藤沢市・茅ヶ崎市・秦野市・伊勢原市・寒川町・大磯町・二宮町の5市3町です。県の観光ページ「観光情報ひろば湘南」も、「このホームページで紹介している『湘南エリア』とは、『湘南地域県政総合センターが、行政として管轄するエリア』のことです」と明記しています。

一方で鎌倉市・逗子市・葉山町は、横須賀市・三浦市と一緒に「横須賀三浦地域県政総合センター」(所在地は横須賀市)の管内です。県の区分で見るかぎり、鎌倉から東は三浦半島側の扱いで、逆に秦野や伊勢原のように海に面していない市が「湘南」に入っています。行政区分は海のイメージではなく、平塚を拠点にした管轄の都合で引かれた線です。

県の地域区分市町所在地
湘南地域平塚市・藤沢市・茅ヶ崎市・秦野市・伊勢原市・寒川町・大磯町・二宮町平塚市中里
横須賀三浦地域横須賀市・鎌倉市・逗子市・三浦市・葉山町横須賀市日の出町(横須賀合同庁舎内)

出典◎:神奈川県「湘南地域県政総合センター」 https://www.pref.kanagawa.jp/div/0024/index.html /「湘南エリアについて」 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ph7/cnt/f7631/general/shonan.html /「横須賀三浦地域県政総合センター 交通アクセス」 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/d2t/kurashi/p8688.html

3. 湘南ナンバーは小田原・箱根まで届いて、鎌倉には届きません

車のナンバーの「湘南」はさらに西に広いです。国土交通省の管轄区域一覧によると、「湘南」ナンバーの管轄は平塚市・藤沢市・小田原市・茅ヶ崎市・秦野市・伊勢原市・南足柄市と、寒川町・大磯町・二宮町・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町・箱根町・真鶴町・湯河原町の18市町です。箱根や湯河原の車も「湘南」を付けて走っています。

そして鎌倉市・逗子市・葉山町は、横須賀市・三浦市と一緒に「横浜」ナンバーです。弁護士ドットコムの記事によると、湘南ナンバーができたのは1994年で、鎌倉や逗子が外れたのは当時の運輸省が「業務本意で決めた」ためだそうです。ここでも線は海のイメージではなく、登録事務所の管轄で引かれています。

ナンバー管轄(神奈川県内)
湘南平塚市・藤沢市・小田原市・茅ヶ崎市・秦野市・伊勢原市・南足柄市・寒川町・大磯町・二宮町・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町・箱根町・真鶴町・湯河原町
横浜横浜市・横須賀市・鎌倉市・逗子市・三浦市・葉山町
川崎川崎市
相模相模原市・厚木市・大和市・海老名市・座間市・綾瀬市・愛川町・清川村

出典◎:国土交通省「ナンバープレート表示(地域名)・管轄区域(市区町村)一覧」 https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001622186.pdf /出典○:弁護士ドットコムニュース「どこからどこまで『湘南』なのか?」 https://www.bengo4.com/c_18/n_16409/

4. 名前としての「湘南」は、海のないところにも、鎌倉市にもあります

湘南江の島駅に到着する湘南モノレール
湘南江の島駅に着く湘南モノレール。起点の大船駅は鎌倉市にあります

行政とナンバーが西に寄っているのに対して、施設や駅の名前としての「湘南」は東側にも、内陸にも散らばっています。家探しでいちばん引っかかりやすいのがここで、名前に「湘南」がついているからといって海が近いとは限りません。

名前場所補足
湘南台駅藤沢市北部小田急江ノ島線・相鉄いずみ野線・横浜市営地下鉄ブルーラインの3路線。海には面していません
湘南モノレール大船駅(鎌倉市)〜湘南江の島駅(藤沢市)、8駅14分途中に湘南町屋・湘南深沢という駅名も。起点の大船は海のない鎌倉市北部
湘南鎌倉総合病院鎌倉市岡本大船駅圏
湘南国際村三浦半島のほぼ中央1994年開村。県の区分では横須賀三浦地域
逗子・葉山駅逗子市(京急逗子線)2020年3月14日に「新逗子」から改称。駅名に「湘南」はつかないが、逗子と葉山が一つの駅名になった例

出典◎:相鉄「湘南台」 https://www.sotetsu.co.jp/train/stations/shonandai/ /小田急「湘南台駅」 https://www.odakyu.jp/station/shonandai/timetable/down/ /湘南モノレール「大船駅」 https://www.shonan-monorail.co.jp/wayside/station/ofuna/ ・「江の島に行くなら湘南モノレール」 https://www.shonan-monorail.co.jp/area/ /神奈川県「湘南国際村について」 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/y2w/cnt/f5962/index.html /京急「逗子・葉山駅」 https://www.keikyu.co.jp/ride/kakueki/KK53.html /出典○:国立がん研究センター がん情報サービス「湘南鎌倉総合病院 基本情報」 https://hospdb.ganjoho.jp/kyoten/detail?hospital_id=A14019

おまけ:県議会で「湘南はどこか」を本気で言い合った記録

弁護士ドットコムの記事によると、2001年9月の神奈川県議会で、横須賀市選出の議員が「湘南市」構想を出して「逗子、葉山といった地域が湘南の本質」と主張し、茅ヶ崎市選出の議員が「サザンビーチのある茅ヶ崎こそが湘南」と返し、藤沢市選出の議員が「江の島のある藤沢が全国的な湘南イメージ」と乗ったうえで、横須賀の構想を「千葉にあるのに東京を名乗る東京ディズニーランドのようなもの」と言った、というやりとりが残っています。

出典○:弁護士ドットコムニュース https://www.bengo4.com/c_18/n_16409/


移住先として見るときの「湘南」は、7つの生活圏で考えています

ここから先は私の線引きです。行政の湘南でもナンバーの湘南でもなくて、都内に通いながら海の近くに住みたくて家を探していた人間が、実際に見に行くときに使っていた地図です。

この記事のエリア中心駅行政区分
茅ヶ崎JR茅ヶ崎駅茅ヶ崎市駅の南側
辻堂JR辻堂駅藤沢市駅の南側
藤沢JR・小田急 藤沢駅藤沢市鵠沼・片瀬(駅から離れる)
大船JR大船駅・湘南モノレール鎌倉市(一部横浜市境)ありません
鎌倉JR鎌倉駅鎌倉市由比ガ浜・材木座
逗子JR逗子駅・京急 逗子・葉山駅逗子市逗子海岸
葉山なし(逗子駅からバス)三浦郡葉山町森戸・一色

西から東へ並べていて、東海道線を大船まで進んで横須賀線に入り、逗子の先に鉄道駅のない葉山を置いた順番です。エリアの並びはこのサイトの全記事で同じにしています。

京急 逗子・葉山駅のホーム
京急の逗子・葉山駅。逗子と葉山がひとつの駅名になっています。写真:Nesnad, “Zushi Hayama Station June 6 2021 various.jpeg”, Wikimedia Commons, CC BY 4.0/縮小・再圧縮

市町村ではなく、駅を中心にした生活圏で分けた理由

行政区分で見ると湘南は「藤沢市」「鎌倉市」という単位になるんですが、家を探すときに実際に検索するのは「辻堂 中古戸建て」「茅ヶ崎 賃貸」で、市の名前ではなく駅の名前です。通勤時間も相場も駅で決まるので、市で括った瞬間に大事な差が消えてしまいます。だから移住先として見るときは、市町村ではなく駅を中心にした生活圏で分けるのがいちばん実用的だと思っています。

辻堂を藤沢市から切り離しているのは、その典型です。同じ藤沢市でも、辻堂は中古戸建ての坪単価が市の平均と2割ほど違っていて、買い物は駅前のテラスモール、通勤は東海道線一択と、藤沢駅の生活圏とは別の暮らしになっています。「藤沢市に住む」と言っても、辻堂の海側と湘南台では、相場も海までの距離もまったく別の話です。

大船を鎌倉から分けたのも同じ理由で、大船はもともと大船町という別の自治体でした(鎌倉市が1948年6月に編入しています)。観光の鎌倉に対して、大船は東海道線・横須賀線・湘南新宿ライン・根岸線・湘南モノレールが集まる日常の街で、海はありません。「大船は湘南なのか」という話がよく出るのも、大船が鎌倉とは別の生活圏として成り立っているからだと思います。

出典◎:鎌倉市「鎌倉市の紹介」(昭和23年6月に大船町を編入) https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/shisei/gaiyou/intro.html /辻堂と藤沢市の坪単価の差は「湘南7エリア比較」の相場表(ウチノカチの集計・2026年9月閲覧)にもとづきます https://uminosoba.com/shonan-7-areas/

海のない大船を、それでも「湘南」に入れた理由

大船駅のバスロータリーから見た大船観音
大船駅のバスロータリーと大船観音。写真:Nesnad, “Ofuna Kannon Temple statue – 2023 Aug 25 various 23 17 51 873000.jpeg”, Wikimedia Commons, CC BY 4.0/縮小・再圧縮

大船は、県の区分では横須賀三浦地域で、ナンバーは横浜で、海もなくて、どの定義で見ても湘南ではありません。我が家も海の近さを条件にしていたので、大船そのものは候補になりませんでした。それでも7つに入れているのは、東京駅まで日中で40分ちょっと、全方面に直通していて、湘南新宿ラインと横須賀線の始発もあるという、海に近づくほど通勤が厳しくなる湘南の中で唯一「海を持たない代わりに通勤の強さを持っている」エリアだからです。鎌倉に住む人の日常の買い物や病院は大船側にあることが多くて、鎌倉を見るなら大船も一緒に歩くことになります。

「湘南に住みたい」と言って探し始めた人が、通勤の条件を詰めていくうちに大船に行き着く、というのはよくあることだと思っていて、そのときに「大船は湘南じゃないから」と最初から地図から消してしまうのはもったいないです。だから私の線引きでは、海のあるなしより「湘南で家を探す人が一度は見ることになるかどうか」を基準にしていて、大船はその意味で湘南です。実際に歩いた印象はバスロータリーと大船観音くらいしか残っていなくて、それはそれで正直な情報として7エリア比較のほうに書きました。

西の端を茅ヶ崎で、東の端を葉山で切った理由

西側は、我が家の候補は茅ヶ崎で止まっています。行政の湘南もナンバーの湘南も平塚が中心なので、そこを外すのは我ながら乱暴なんですが、大磯は都内への通勤時間を考えて、見に行く前に候補から外しました。平塚は一度見に行っていて、ただ見たのは駅の南側の新築マンションで、戸建ては一軒も見ないまま終わりました。都内に通う以上、どこかでエリアを区切らないと家探しが終わらないので、結局茅ヶ崎までを候補に残した、という経緯です。平塚から先が湘南ではないという意味ではなくて、我が家の通勤の条件で切ったら、線がそこに来ました。

東側は葉山まで入れています。県の区分でもナンバーでも鎌倉・逗子・葉山は湘南ではないんですが、家を探す人の頭の中では、鎌倉も葉山も間違いなく湘南の候補に入っていて、私も最後は葉山の家とほかの2軒で迷いました。葉山には鉄道駅がなくて、逗子駅からバスで10〜25分という場所なので、毎日通勤という条件がつくと一気に厳しくなるのですが、それは「湘南かどうか」ではなく「通えるかどうか」の話です。

葉山の先の横須賀と三浦は、見に行っていません。はっきりした理由があったわけではなくて、都内から遠いというイメージで、最初から候補に入れていませんでした。

「藤沢市」の北側は、湘南ではあっても海はありません

湘南台駅の駅前ロータリー
湘南台駅の駅前。写真:Nesnad, “Shonandai Station 2023 sept 19 various 01 26 42 521000.jpeg”, Wikimedia Commons, CC BY 4.0/縮小・再圧縮

線引きでもうひとつ気をつけたいのが、市の北側です。藤沢市は南北に長くて、南端の片瀬・鵠沼は海で、北端の湘南台は小田急・相鉄・横浜市営地下鉄の3路線が交わる大きな駅ですが、海には面していません。

私も藤沢では10件くらい家を見て、そのうちに湘南台まで足を伸ばしました。行ってみると街はきれいで、駅前に商店もチェーン店も揃っていて、3路線が乗り入れている分だけ便利な街だという印象でしたが、海を条件にしていた我が家にはそこが合いませんでした。藤沢市の中でも北は広くて利便性が高く、福祉も手厚いという印象で、逆に南の鵠沼は閑静な住宅地で、同じ市の中で暮らしが3つくらいに分かれています。「藤沢市に住む」で話を進めると、このどれの話をしているのかが噛み合わなくなります。

茅ヶ崎の北側(相模線沿線)、鎌倉の北側(大船・玉縄)、逗子の東側(沼間・東逗子)も同じで、どの市も駅の海側と反対側で相場も暮らしも別物です。この「駅のどちら側か」の話は、7エリア比較の記事で3つのタイプに分けて書いています。


線引きが決まると、何が決まるか

湘南の範囲に正解がないので、線引きは探す人がそれぞれ決めればいいことなんですが、駅で見るのか市町村で見るのかで、調べるものが変わってきます。家を探していて、ここで一度混乱したので書いておきます。

通勤と相場と街の雰囲気は、駅の単位で決まります。「辻堂」「茅ヶ崎」で不動産サイトを検索して、時刻表を見て、実際に駅から歩くときの単位がこれです。一方で保育園・学童・医療費助成・小学校の学区・ハザードマップといった行政サービスは、ぜんぶ市町村の単位で決まります。辻堂に住めば藤沢市の制度が、大船に住めば鎌倉市の制度がそのまま適用されるので、駅で候補を絞ったあとは、市の名前で役所のページを読むことになります。

我が家はこの順番を逆にして、先に葉山の家を気に入ってから保育園を調べて、通える距離に空きがないと分かって諦めました。駅(生活圏)で候補を絞って、市町村で制度を確かめる、という二段構えにしておくと、この失敗は避けられたと思います。その経緯と、7つの生活圏を通勤・相場・子育て・生活利便の4つの軸で比べた結果は、別の記事にまとめています。

湘南7エリア比較|茅ヶ崎・辻堂・藤沢・大船・鎌倉・逗子・葉山を移住者目線で比較

「湘南ってどこからどこまで」は、移住のことを人に話すといちばん最初に聞かれる質問でもあって、ほかによく聞かれることと一緒に短く答えた記事もあります。

湘南移住のよくある質問20|決める前に知りたいこと、住んでみてどうか


まとめ

「湘南はどこからどこまでか」には公式の答えがなくて、発祥の地は大磯、県の行政区分は平塚を中心にした5市3町、ナンバーは箱根や湯河原まで届く18市町で、どの線でも鎌倉・逗子・葉山は湘南に入りません。それでも家を探す人の頭の中では鎌倉も葉山も湘南なので、移住先として見るときは、行政の線ではなく「都内に通いながら海の近くに住む人の候補に入るか」で線を引いたほうが役に立つと思っています。

その線引きが、西から茅ヶ崎・辻堂・藤沢・大船・鎌倉・逗子・葉山の7つの生活圏です。市町村ではなく駅で分けること、辻堂と大船を別に立てること、海のない大船を入れること、その理由は上に書いたとおりです。ちなみに人に「どこに住んでいるの」と聞かれたときは、「藤沢」と答えることが多いです。辻堂と言っても知らない人が多いからです。


この記事を書いた人のこと

都内のIT企業で働く40代の会社員です。妻もフルタイムで働いていて、娘は4歳。2年半前に湘南への移住を考えはじめて、家族3人で半年ほど、茅ヶ崎から葉山まで休日に歩いて回りました。最後は葉山と鵠沼と辻堂の3軒で迷って、いまは辻堂の戸建てに住んでいます。移ってからサーフィンを始めて、波がよければ夏は毎朝、自転車で海まで行ってから仕事をしています。このサイトには、自分が移住を決めるときに欲しかったのに見つからなかった情報を書いています。数字には出典を付けて、自分がどう感じたかはそれとは別に書くようにしています。


出典一覧(2026年9月4日閲覧)

◎ 官公庁・自治体・事業者

○ 報道・大手ポータル

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この記事を書いた人

都内のIT企業で働く40代。妻と保育園児の娘の3人暮らし。都内の賃貸マンションから湘南・辻堂へ移住し、戸建てを買い、途中からサーフィンを始めました。移住を決めるまでに考えたことと、住んでからのリアルを書いています。

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